計算・換算

「延べ入院患者数」と「1日平均入院患者数」

病棟に入院される患者様について、「延べ入院患者数」と「1日平均入院患者数」について説明します。

延べ入院患者数とは?

「延べ入院患者数」とは、24時現在の在院患者数にその日の退院患者数を足した数の年度内の総和になります。

24時現在とは、夜中0時のことです。

夜中0時を越えるときに、病棟にその患者様が入院されていれば入院患者数としてカウントされることになります。

仮に、常に満床である場合、「延べ入院患者数」は病床数ごとで以下のようになります(1ヵ月を30日とした場合)。

  • 50床 ⇒ 50床 × 30日 = 1,500
  • 100床 ⇒ 100床 × 30日 = 3,000
  • 200床 ⇒ 200床 × 30日 = 6,000

上記の計算は、1ヵ月の期間で延べ入院患者数を計算していますが、これを任意の期間で計算を行っていきます。

つまり、延べ入院患者数は”ある一定期間の患者の入院日数を足す”ことで求めることができます。

延べ入院患者数の計算例

ある病棟の10/1~10/30の「延入院患者数」を計算します。

患者A、患者B、患者C、患者Dが入院していて、それぞれ以下のような入院日数であった場合

  • 患者A 10/1~10/20まで入院 ⇒ 入院日数 20日間
  • 患者B 10/1~10/30まで入院 ⇒ 入院日数 30日間
  • 患者C 10/1~10/30まで入院 ⇒ 入院日数 30日間
  • 患者D 10/1~10/15まで入院 ⇒ 入院日数 15日間

10/1~10/30の「延入院患者数」を計算するには、それぞれの入院日数を足します。

患者A + 患者B + 患者C + 患者D = 20 + 30 + 30 + 15 = 95

10/1~10/30の延べ入院患者数は、95人ということになります。

1日平均入院患者数とは?

「1日平均入院患者数」とは、病棟に1日に平均何人入院しているかを表したもので、「延べ入院患者数」をその期間の日数で割ることで求めることができます。

1日平均入院患者数 = 任意の期間の延べ入院患者数 ÷ 任意の期間の日数

この数字が病棟の病床数に近いほど、常に満床に近い人数の患者様が入院されていて病床稼働率が良いということになります。

1日平均入院患者数の計算例

ある病棟が60床の病棟であった場合

満床時の延べ入院患者数(1ヵ月:30日)

60床 ⇒ 60人 × 30日 = 1,800

延べ入院患者数が1,500だった場合

1日平均入院患者数 = 1500 ÷ 30 = 50

1日平均入院患者数は50人になります。

延べ入院患者数が1,200だった場合

1日平均入院患者数 = 1200 ÷ 30 = 40

1日平均入院患者数は40人になります。

延べ入院患者数が900だった場合

1日平均入院患者数 = 900 ÷ 30 = 30

1日平均入院患者数は30人になります。